サブプライムローン>サブプライムローンがここまで広まってしまった秘密とは？

アメリカで大問題に発展したサブプライムローン
問題は、アメリカ国内のみならず、ヨーロッパや
日本の経済に大打撃を与えました。
ここまで被害が拡大した要因としては、もちろん
サブプライムローンの利用者が非常に多かったことも
挙げられるのですが、もう一つ、当時のアメリカの
住宅事情も大きく影響しています。
サブプライムローンは、所得が少ない人でも融資が
受けられる住宅ローンとして、2004年頃から利用者が
増えてきました。
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ローン会社にとっては返済が焦げ付くリスクが
高いのですが、それにも関わらずこのローンが
広まったのは、当時のアメリカの不動産価格が
右肩上がりだったからです。
サブプライムローンは、返済期間の当初は低金利で、
数年後から高金利になるローンでした。
もし返済が困難になった場合でも、不動産価格の
上昇分を担保にすれば通常の低金利のローンに
借り換えることができたのです。

それでも返済が不可能な状況に陥っても、担保にした
不動産を売却すれば、ローン会社は債権の回収が
容易にできたというわけです。
しかし、不動産価格がピークを過ぎて下落を
始めると、ローン会社は不動産を売却しても債権が
回収できない事態になり、結果として不良債権が
急増したのでした。